【リブランディングプロジェクト】記者会見を実施しました

秋田あくらビールでは、本日2025年5月8日、リブランディングプロジェクトの展開に関する記者会見を実施いたしましたのでご報告いたします。

会見には秋田あくらビールの事業運営を行う秋田ノーザンハピネッツ株式会社の水野勇気 代表取締役社長、秋田あくらビール 醸造チームリーダーの佐藤隆児が出席いたしました。

リブランディングプロジェクトの経緯と目的

(代表取締役社長 水野 会見内容抜粋)
今回、秋田あくらビールのリブランディングに至った経緯とその目的についてお話しします。

秋田あくらビールは1997 年から醸造を始め、全国的に見てもクラフトビール(地ビール)業界の中でいわゆる第一世代にあたる醸造所の1つです。

秋田ノーザンハピネッツ株式会社が秋田あくらビールの事業譲渡を受けたのが2022 年 7 月。そこからの2年間、まずはこの秋田あくらビールがここ秋田で長年培ってきたビール醸造に関して色々と学び、その強みを理解し、さらに伸ばしていきたい部分を見つけるところからスタートしました。

その中で昨年末からこのリブランディングプロジェクトを立ち上げ、秋田あくらビールが持っている素晴らしい魅力、その良さをより多くの人に知ってもらうためにもっと発信していき、秋田のみならず全国へ、そして将来的には世界へと広めていきたいという思いから、今回のリブランディングをおこなうに至りました。

リブランディングをするにあたって、前オーナーの高堂さんにも創設当初からの思いなども含めてヒアリングをさせていただきながら、今後秋田ノーザンハピネッツがあくらビールを広めていく上で、何を大事にしていくべきかということをあくらビールに関わるスタッフたちと色々とディスカッションしていく中で我々が行きついた大事にしたいフィロソフィーというのが「伝統と革新」になります。

「伝統」の意味するところでは、あくらビールが日本のクラフトビール業界の中で早い段階から醸造を続けてきていること、そしてこの場所がもともと日本酒を作っていた酒蔵であったという歴史からの流れ、そしてドイツ式の製法でおいしいビールをつくり続けていることも含めて、我々は大事にしていきたいと思っています。

その一方で、伝統を重んじるだけにとどまることなく、秋田ノーザンハピネッツ株式会社の理念でもある「チャレンジしていくこと」も大事だと考え、あくらのビール作りにおいても常にチャレンジする姿勢をもち、「革新」という意識も大事にしていこうという思いがあります。

そしてそういった思いを発信していく機会になるのがこのリブランディングではないかということで、今回プロジェクトをスタートしました。

リブランディングプロジェクト概要

リブランディング記念として発表した新作ビールについて

(醸造チームリーダー佐藤 会見内容抜粋)

今回醸造したビールは「“AKITA CRAFT BATCH” COLLECTION(“秋田クラフトバッチ”コレクション)」の第 1 弾として、本日より販売開始いたします。

秋田クラフトバッチコレクションは、秋田にはたくさんの特産品がありますが、そういった秋田の特産品を副原料と使用し、毎回異なるビアスタイルのビールを醸造する企画となっております。

記念すべき第 1 弾の今回は秋田の「県の木」である秋田杉を使用したセゾンビールとなっています。今回は能代市の秋田杉を使用しております。ビールのスタイルのセゾンとはヨーロッパ発祥のスタイルで、夏の農作業の休憩時間に農家の方がごくごく飲めるビールということで低アルコールかつフルーティーなビールです。

ですので、今回もアルコール度数は 5% と低めに押さえ、どなたでも飲みやすいようなビールになっています。「杉」と聞くとちょっと飲みづらいのでは…という思う方もいらっしゃると思いますが、杉の香りが奥の方に感じられ、ホップの香りと酵母の香りも感じられるような、飲みやすいスタイルになっております。

リブランディングに対する今の想い

(代表取締役社長 水野 会見内容抜粋)会社としてはより多くの人にあくらのビールを飲んでいただきたいと思っておりますし、まだまだ知名度は高くないと思っていますので認知度を上げ、あくらのビールを飲むきっかけ、より多くの人に手に取ってもらえる機会を作っていけたらと思っています。

(醸造チームリーダー佐藤 会見内容抜粋)

醸造に関しては「伝統」の部分として、私たちの設備の中で一番の特徴であるのがオープンファーメンターとなっていますが、これはドイツ式の設備になります。日本酒の発酵の樽をイメージしてもらうと分かりやすいと思うのですが、一般的なビールメーカーさんと違い、発酵タンクの上部が解放型のタンクになっております。発酵の時に酸素を取り入れやすく、発酵がしやすいなどの様々なメリットがある一方で、設備の管理が非常に大変でもあり、日本全国でも取り入れているところはわずかです。これは本当に珍しい設備と言えますので、「あくらビールでしか出せない味」というのがあると思います。今までのあくらビールのファンの方々を大事にするのはもちろんですし、この設備を使いながら新しいホップを使ったり、新しいビアスタイルにもチャレンジして、あくらビールのファンになってくれる人たちを1人多くでも増やせるようなビール作りに挑戦していきたいと思っています。

リブランディング記念キャンペーン概要

これからもおいしいクラフトビールをたくさんの方へお届けできるよう、秋田あくらビール一同、心を込めて一人一人の役目を果たしてまいります。

今後とも秋田あくらビールをご愛顧くださいますようお願い申し上げます。